私が妊娠できた二度目の人工授精

私は一年半の不妊治療を経て子供を授かりましたが、結局妊娠できたのは人工授精によるものでした。

治療を始めた時には三十三歳だったのに、検査やタイミング療法を行っているうちに、三十五歳になってしまい、このままだと妊娠できる可能性がますます低くなってしまうと焦りを感じ、医師に相談すると、ステップアップしましょうという話になったのです。

普通は、タイミング療法を半年ほど続けて妊娠しなければ、人工授精へステップアップするそうなので、私はかなりスローペースだったかもしれません。

痛いのが大嫌いなので、人工授精はどれだけ痛みがあるのかと不安でたまらず、事前に色々とネットで検索すると、器具で子宮口をつかむ時に激痛だという体験談を読んでしまい、どれほどの痛みだろうと恐れながらその日を迎えました。

自宅で主人の精子を採取して、保温容器で持ち運ぶ方法もありましたが、病院で採精する方が何となく良い気がしたので、主人に午前休を取ってもらい、一緒にクリニックへ行きました。

採精が終わると、状態が良い精子を抽出するため一時間ほど待機するようにいわれます。

準備ができると名前を呼ばれ、私だけ診察室に入って処置を受けました。

あれほど恐れていた処置の痛みですが、私の場合は全く痛くなく、器具の違和感はもちろんあるものの、いつもの内診とたいして変わらず、拍子抜けするくらいでした。

処置が終わると、そのままの姿勢で十分ほどじっとしているように言われておしまいです。

一度目の人工授精は主人の精子の状態があまり良くなく、妊娠には至りませんでしたが、翌月に行った二度目で無事妊娠できました。